今日は電車に乗って都会へ出かけました。
目的はある著名人の講演会を聴くため。
講演会は午後からだけど、せっかくの遠出なので路上アンケートもついでにと早めに出かけました。
電車に乗ると比較的空いていたのでドア横の二人がけ席に座れました。
だんだん都会に近づくにつれ、混みはじめたが土曜なので、それほどでもない。
そんな時に途中からおなかの大きいマタニティバッチを付けたのお姉さんが乗り込んできた。
しかもタイミングよく、「体の不自由な方、妊娠中の方に席を譲って下さい」とアナウンスが。
彼女は私から見て背を向け、向い側の二人がけ席の前に立っていた。
つり革を強く握り締め、ちょっと苦しそうな横顔が垣間見られた。
向い側に座る学生風と若いサラリーマンの二人がどのような行動を見るかちょっと観察。
学生は知ってか知らずか本を読み、サラリーマンは寝たふり?
ドアを挟んで隣の席は優先席なのに、みなさん気づかない様子。
自分の隣にいた人も本を熟読中。
ちょっと情けなく、寂しかった。
そういう私も彼女に気づくや否や声を掛けなかったから同罪か。
ちょっと勇気を振り絞って、彼女の肩を叩き、「どうぞ」と・・・
彼女は「すみません」と笑顔で会釈して座ってくれました。
気恥ずかしかった私は次の駅で降りる振りして、隣の車両へ乗り込みました。
電車を降り、
情けは人の為ならず
という言葉を信じ路上アンケート場所へ。
遠くから見るとやはりアンケートおばさんがいる。
何食わぬ顔して歩いて行くと。
キ、キ、キ、キター
携帯について事前を聞かれたが敢え無く撃沈。
また、別のおばさんにドリンクについて聞かれ、またもや撃沈。
まあ、そう直ぐにいいことなんてあるはずが無い。
そもそもそんなことを期待してはいけないのだ。
結局ロッテリアで半額エビバーガーを食べ講演会場へ・・・
教訓
躊躇せず必要な人には席を譲る